10セントの価値

こども,雑談

我が家の子どもは6歳と3歳。二人とも未就学児です。

今の子あるあるなのか、二人とももっぱら“テレビ”と言えばYouTubeです。厳密にはYouTubeはテレビではないわけですが、テレビ見たい!と彼らが言うときは、イコールYouTube見たい、ということです。(正確にはYouTubeだけでなくAmazonプライム等何でも見れるFireStick)

最近のブームはおさるのジョージです。いやぁYouTubeって凄いですよね。ちょっと手が離せないからテレビ見ておいて!って思う子育て族って多いと思うんですよ。テレビ育児とか?そういう言葉もあるけど、正直テレビ見せずに四六時中子どもの世話して、結果自分も辛くて病んでしまうくらいなら、あー今ちょっとテレビみといて〜〜くらいがちょうど良い気がします。

で、何が言いたいかって言うと、ちょっと今、今!手が離せないからテレビ見ておいて!って思った時に、そのタイミングで見始められるYouTube、凄くない??

テレビだと番組表ってやつがあって、今!そう、今、子どもが食いついて見てくれるものがあるとは限らない。たとえ好きな番組を録画してたとしても、やっぱりバリエーションが限られますよね。

それに引き換えYouTubeは、今!に全力で応えてくれる、まさに育児の味方でもあり、だがしかしエンドレスに捕まる育児の敵にもなります。これがつまり、表裏一体ってやつですね。

ま、動画とかも悪いばっかりじゃないわけです。意外とそういうところからも知識を仕入れてるんですよね、子どもって。それなんで知ってるの?って情報は、たいてい保育園かYouTubeが教えてくれてます。

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うちの息子は、YouTubeで見ている「おさるのジョージ」のお陰で、お金の単位に「ドル」があることを知っています。勿論日本で暮らしているので「円」があることも知っています。

住んでいる場所によってお金の単位が変わってきて、一単位の価値も様々なことを、「おさるのジョージ」を見て学んでいるわけです。凄いね。

https://osarunogeorge.jp/

にわか家では、早期教育を熱心にしていたり、家庭学習をせっせと頑張っていたりはしていません。勿論我が子の学力や能力がどうでもいいと思っているわけではないんですが、それよりは沢山遊んで伸び伸び過ごしてほしいかなと思っています、というのは事実でもあり言い訳でもあり、ま、親にそれを見る余裕がありません。

でも、子どもの好奇心は放っておいても自由に羽ばたき、保育園で色々覚えてきたり、日常の中で学び続けているのです。特に家で教えていなくてもひらがなが書けるようになりましたし、数字も読めるようになりました。

そして子どもの日常を見ていると、おそらく息子は言葉よりも数字に強いです。文字の読み書きはどちらかというと苦手。なので、保育園で流行っているお手紙交換には乗り遅れ、だがしかし日常の中で起こる足し算や引き算に関心を示して、数字のクイズして!とせがんで来ます。

そして。先日はなんと買い物先でねだってきたもの、電卓。6歳にして、マイ電卓を手に入れました。

息子の選んだ ザ・電卓

そんな息子なので、10よりも100が大きくて、100よりも1000が大きいことも知っています。

「ママ、1ドルってあんまり大きくないでしょ?」

と聞いてくるので、

「そうだね、息子くんが好きなおやつを一個買えるくらいかな」

と答えたところ、これまたおさるのジョージに、『セント』というお金の単位を教えてもらったのであろう息子が

「じゃあ、10セントは大きいの?」

と聞いてきます。いやいや、10セントは全然大きくないんだよ、と言うと、息子、おもむろに、

「ママ?じゃあ、10マントは結構大きい?」

・・・・・

・・・・・じゅうまんと?

!!!!!

脳の処理が一瞬遅れました!これはつまり、「セント」ではなく、「千と」と思っていたということですね!つまり、お金の単位、「ト」だと思っていたということですねっ!

こういう発想、大事ですよね〜〜柔軟な思考回路!

大人になると知識や経験が邪魔をして、柔軟な発想が出来ていないんだなって、子どもと話してると時折感じます。そもそも、10万はわかるけど、10千、とは普通、言わないわけで、そこからして発想が飛ばないですよね。いや、セントを知っている時点でもう選択肢が広がらないというか。

彼らの無限の可能性に触れる時には、常識や知識を盾に切り捨てずに、ふんわり受け止めて時と共に固くなってしまった自分の脳みそもほぐして行きたいと思うにわかワイフなのでした。

ほんと子どもって、天才よね。