自由課題とは・・・小学校1年生母の苦悩
我が家の子どもは6歳と3歳。6歳息子は小学校1年生です。
初めての夏休みも、遊びまくって充実のうちに終わりました!大満足。
夏休みと言えば、セットで考えないといけないのは、そう、夏休みの宿題。しっかりした1年生であれば、もしかしたら自分で全部管理するのかもしれませんが、うちの息子は、まだ自分で計画を立てて宿題を終わらせるようなことは出来ません。スケジュール管理に関しては、フルサポートです。
息子の小学校で出た夏休みの宿題は、下記の通り。
① ドリル(薄めのドリル一冊)
② 絵にっき(2まい)
③ 読書感想文(400字~800字)
④ 自由課題
⑤ はみがきカード
⑥ コンクール作品 (任意)
どうでしょう。全国的に見て多めなのか少なめなのかは不明です。にわか妻的には、学校で育てているアサガオを、夏休みに持って帰って育てているのにアサガオの観察日記がないところに革命を感じます。アサガオと観察日記ってセットだと思っていたし、それ、なしって選択肢を取った学校の気概を評価したいわけです(何様だ)。
反対に、ちょっとハードル高いなと思ったのが読書感想文。まだ本一冊とかスラスラ読めない我が子なので、まず読ませることが一苦労。そのうえで、400字以上の感想文って、なかなか凄いな。。。って思うわけです。
この夏一番の難関は、読書感想文に決定だ。
てことで、遊びまくった夏休みの合間に、なんとかかんとか読書感想文を少しずつ進めて、最大の難関の目途が見えたことでホッとしたんでしょうね。にわか妻も、そして息子自身も、自由課題のことなんて頭からほとんど抜けてたわけ。
夏休み、後半も後半になって、やっていない自由課題が気になり始め、焦る二人。さて何をやるべきか確認してみると。。。
どうやら、夏休み明けに発表があるようです。この自由課題発表会とやらがどんなものなのかは分からないけど、とりあえず何か発表できる体裁にするべきなわけです。
息子に聞いてみます。
ね、自由課題って、何か提出するの?何か作って持って行くとか・・・
んー・・・分かんない。多分ない!
つまり、夏休み中に何かやって、最初の授業とかで模造紙とかにまとめて発表するのかしら・・・?学校で作品カードを書きますって書いてあるしな。。。しかもそのあと飾られるのか。。
てことで、発表しやすくて何か得意なものが良いのではないだろうか。
にわか妻、考えました。もう、夏休みも終わりかけ。今から、コツコツ日々観察する系は難しいです。てことは、そもそも息子が得意なことにフォーカスするべきではないでしょうか。
じゃあ、強い動物ランキングとか、速い動物ランキングとかを調べて発表するのはどうかな?
んー、速いって、陸なの?海なの?海は、バショウカジキ・メカジキ・マカジキだけど。
・・・・・(すごいな、即答じゃん)ま、まぁ陸でも海でも良いんだけどさ。ランキング発表して、なんか特徴とかも教えてあげるとかさ。
強い動物だの、速い動物だののYouTubeばっかり見てるだけのことはあります。なんだかよく分からないけど、息子の頭の中には既に速い動物ランキングが入っている模様。ランキングとか発表むきだし、良いんじゃない?!ってホッとしたにわか妻、ここからまた数日、放置してたわけです。
でもなんか、フとしたときに、気になるんです。何か形にしておいた方が良いんじゃないか?と。で、息子に、一応ノートとかに、ランキングとか、特徴とか、メモしておいた方が良いんじゃない?って言ったら・・・
「自由課題は、何か自分で決めたことを頑張るって言われた。動物はもう知ってるし、頑張ってない」
って言いだすわけです。
え・・・なんでいきなりそんなストイック発言・・・
そんなこと言ったって、もう夏休み、あと4日とかで終わりますけど・・・・。
おれは、縄跳びが苦手だから、縄跳びを頑張る。
えええええ・・・・・。そんな、一朝一夕でうまくならないやん・・・。
いや立派な心掛けだと思うけどさ、でもさ、
もう夏休みが終わるんだよ。
まぁでも仕方ない。息子がそういうなら、縄跳びするしかないでしょう。平日の夜にいきなりそんな話になったもんで、でももう夏休み終わっちゃうし、週末も予定があるから練習するなら夜やるしかないってんで、庭に出て縄跳び。
・・・・・どうしよう。初めて息子の縄跳びを見たけど・・・・
壊滅的に苦手じゃん。
運動は好きな方の息子。しっかり苦手分野もあったようです。縄とジャンプが全然タイミング合ってない~~。
いやもう平日の夜だし、こっちも仕事して疲れてるし、あと数日で夏休み終わるし、だんだんイライラしてきちゃうわけ。
なんで飛べないんだ!って。でも、頑張ってる相手に怒っても良いこと無いし、もうとにかく怒らないように、やる気なくさせないように、前向きに励まし続けるにわか妻。これ結構精神力必要。
ただ本人も、苦手でうまく行かないから、
今日はこのへんにしとく?
ってすぐ言うわけ。こりゃダメだ~~~。夏休み初日のセリフだよ、それ。
でもにわか妻、考えました。こちとらただの母なわけで、縄跳びのプロでもなんでもないんです。教え方だって全然ダメなはず。ってことで、息子!もう実技はやめて、一旦座学や。
文明の利器、時代の流れを享受していこう。YouTubeで探すとよさげなの、出てきます。子どもが縄跳びを飛べるようになるコツ。これじゃん。最初からこれ見せてからやるべきだったじゃん。
曰く、まず縄を持たずに、手を叩きながら飛ぶ練習をするわけ。これ、意外と良さそう。息子にやらせてみたら、確かに叩くタイミングと飛ぶタイミングが合ってない!
手を一回叩く間に、トントンと2回ジャンプ。簡単そうで、息子には難しい。10回くらいは出来ても、そこからなぜかタイミングがずれていくわけです。よーしよしよし。これで50回くらい飛べるまで練習だ!
練習しながら、これは発表の時も、練習で工夫した方法って感じで良い構成になるな、と思うにわか妻。よしよし。
てことで、夏休み明け、
縄跳びの練習を頑張った、という思いを胸に登校。
我が家は学区の端っこで、小学校まで結構遠いし、夏休み明けだし、にわか妻、途中まで送っていったわけなんですけど。途中で出会う小学生、結構何やら・・・立体作品をお持ちのご様子。
え。どういうこと。出会った近所の1年生のママに、
にわか妻「ね、自由課題って、何か作って持って行くの・・・?」
ってこっそり聞いてみたら、
近所のママ「うちはなんかね、作ってたよ~~。なんか1年生から6年生まで、全員の作品を飾るんだよね」
・・・・え?
にわか妻「最初の授業でなんかまとめて発表するんじゃないの??」
近所のママ「発表はあるみたいだけど・・・でも物が無くてもきっと大丈夫だよ!(明らかに気を使ってる)」
え~~~~。ていうか、兄弟児いる人はみんな分かってる感じ。やたらと立体作品持ってるよぉ。。。
息子、縄跳びを頑張ったっていう気持ちしか持ってないんですけど。
でもどうやら、にわか所長に似たのか、そういうところで図太いというか、よく言えば芯が強いと言うのか。にわか妻はそういうのすごく気にしちゃうけど、息子はケロッとして帰って来て、
ママ~。なんかね、作っていかないといけなかったよ。明日持ってきてって言われた~。何作る?
全然気にしている様子も、ショックを受けている様子もありません。すげぇな。
ていうか、これで良くない?
と、旅行先で作った粘土のマックイーン。
た、確かに~~~!!!
てことで結局、旅行先で作った粘土のマックイーンを提出しました。
自由課題とは何か、という大きな命題に壮大に振り回されてしまった、にわか妻なのでした。