算数オリンピック キッズBEEに挑戦したよ

2025-08-16こども,雑談

我が家の子どもは8歳と5歳。8歳息子は小学3年生です。

今回は、小3息子が算数オリンピックのキッズBEEに挑戦した記録。

キッズBEEとは

算数オリンピックはいくつかの種目があり、大会公式によるとこんな感じ。

息子は初めての参加で、小学1~3年生対象のキッズBEE大会に出場しました。もし来年も挑戦するとなれば、次はジュニア算数オリンピックを目指すつもりです。

算数オリンピック公式サイト|算数オリンピック委員会公式|大会情報・過去問題・申し込み案内

もともと算数が好きな息子。好きなものを伸ばしてあげたいという思いで算数特化の塾に小2から通っています。

算数が好きと言っても、もちろん、教えることがないくらいスラスラと問題を解く、とか、算数だけなら超難関校も余裕で合格するんだろうな、とかそういうレベルではありません。にわかワイフ的には、盲目的にトップクラスの算数力だと信じていますが、冷静に考えるとクラスで平均よりは上かなってくらい。普通の公立の小学校のクラスの上位3分の1くらいの立ち位置かな、算数だけなら。という、普通の域を超えないレベルだと思います。

そんな息子が受けてきた算数オリンピック キッズBEEの記録です。つまりキッズBEEは興味があれば誰でも受けられます。息子は日能研の全国模試とかもちょいちょい受けていますが、そういういわゆる「テスト」とはちょっと趣が異なるキッズBEE、算数が好きかもと思うようになるキッカケとしても目標にして受けてみるのは楽しいかもしれません。

息子がキッズBEEを受けることになり、にわかワイフとしては色々と情報収集をしました。仮にも「オリンピック」と名の付くものへの挑戦、舐めてかかってはいけません。

とはいえ、情報収集を始めてから気づきました。そもそも動き出し、遅すぎるな、って。今回のキッズBEEの開催はトライアルが6月15日。申し込みをしたのが4月の後半。正味1か月ちょっとしかありません。

本来は、申し込みの前からコツコツと積み重ねて対策なりなんなりを出来るのがベストだと思いますが、我が家の場合はもう突貫工事。本当は過去問とかにも取り組みたかったんだけれど、過去問って、正直まとまった時間が取れないと難しい。にわか家の場合は、平日に1時間も捻出することがそもそも親子ともども無理ゲーなので、過去問はきっぱり諦めました。代わりに、トライアルの前に、通っている算数の塾でキッズBEE対策模試を受けました!(今思えば、過去問は一回分ずつやろうと思わないで1問ずつとかにばらしてやれば良かったのかも)

本番に出てくる問題の傾向というか、どんな感じの問題が出るのかな、というのが感覚で分かるので、あんまり対策に時間を掛けれなくても模試形式で一度受けたのは良かったかなと思いました。過去問をがっつり出来ている場合は、自分の立ち位置の確認とかにはなるのかな。にわかワイフ的にはがっつり過去問やってる人は模試わざわざ受けなくても良いかもなとも思います。

模試以外に息子が頑張ったのは、いくつかのドリルを日々ちょっとずつ。これはキッズBEE対策ではなく、毎日の勉強習慣がつけばいいな、と思って少し前から取り入れてるもので、正直1日多くても20分程度、さっさと終われば5分で終わる量です。でも、算数好きの息子に算数を継続して好きになってほしいという観点でにわかワイフが厳選したドリルです。

①『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』

点描写をひたすらやっていくドリル。見開きの左側に見本が書いてあり、右側にその通りの図形を書く、という練習です。シンプルだけど、実際に自分で図形を書くというのが、地味にとってもいい。

見えない線は点線で書きます

にわかワイフは図形が苦手だった覚えがあるので、息子には図形得意になってもらいたい。図形のセンスを養っていって欲しいなと思って選びました。

1日1枚やっていくと自然と図形の感覚が身についていく(と良いな)と思います。息子は結構お気に入りらしく、絵をかいたり図工の気分でやっているようです。勉強!という感じがしないので低学年から取り入れられると思います。


② 賢くなるパズル てんびん

方程式の考えが身につくパズルという触れ込みに惹かれて購入。こちらも感覚というかセンスですが、てんびんの重りを計算することで、方程式を自然に解いている状態になります。こちらはにわかワイフお気に入り。息子も結構好きなようです。現在、「やさしい」と「ふつう」のレベルしか出ていないので、ぜひ「むずかしい」も出してほしい。

小3の息子は「ふつう」から始めました。「ふつう」の中でも初級~上級に分かれているので、算数が苦手!というわけではないなら小3の子は「ふつう」からで良いんじゃないかなと思います。

例題の前に詳しく解説があるので、一度説明すると子どもはやり方がわかります。

1日1問解いて、中級・上級を繰り返しています。


③ 算数ラボ

思考力検定の検定級と連動している(と思う)ドリル。A4サイズで全体的に大きくページが使われているので書き込みもしやすく、様々なタイプの思考力を養う良問が沢山入っていると思います。

息子は思考力検定9級に合格済みなので、算数ラボ8からやっても良いのかなと思ったんですが、良い問題も多いので10級からサクサクと進めていこうと思って10級から購入。各級「算数ラボ」と「算数ラボ2」と「算数ラボ 図形」の3冊があります。図形はともかく、「算数ラボ」と「算数ラボ2」はやりたい。

10級のうちは小3の息子にはそこそこ簡単な問題が多いので、1度に数ページ出来ます。9級以降は1度にやる量が減っていくかなと思います。



④ 理系脳をつくるひらめき思考力ドリル

エルカミノ式 理系脳をつくるひらめき思考力ドリル – 幻冬舎edu

↑は出版社の説明ページですが、こんな感じの問題が収録されてます。1題につき2問がセットになっていて、基本問題があり、少し難易度を上げた同じ考え方のチャレンジ問題があります。この1題2問セットを一回分にしてます。ひらめくとあっという間に解けるけど、中には手ごわい問題もあります。よくできているな、と思うのは、いきなりチャレンジ問題を見ると分からなそうなんだけど、基本問題をやってからだとちゃんと解ける道筋が見えるところ。なかなか説明が難しい、ひらめく手がかりみたいなものを自然に導いて難問を解けるようにしていくような作りになっていると感じます。


⑤ 天才くらぶ チャレペー(2) [数]編

こちらも、問題の傾向としては、④のように思考力を伸ばす問題が収録されています。難易度としては、にわか妻主観ではこちらの方がじっくり考えないと解けない問題が多いかなと。そもそもの難易度が高いのと、④は上に書いたように導入があってからチャレンジ問題があるので、自然と段階的に解ける仕組みになっているというのもあります。問題はどれも良い問題だな、と思うものばかり。こちらの場合は、1ページに1問載っていますが、解けない場合は裏に考え方のアプローチを書いたヒントが書いてあります。

子どもが解けない場合は、親がそこを読んで、答えではなくヒントを渡してあげることで、考えることを放棄せずに最後まで解けるようになっています。考えて考えて考えると解けそうだな、と子どもが思える絶妙な問題が多いので、にわかワイフ的には結構お気に入りです。そういう問題を解けた後って、満足そう。


こうして改めて振り返ると、にわかワイフが選んでいる教材はどれも、思考力を伸ばしていったり、「センス」を磨けそうと感じるものが多いですね。にわかワイフ的に、算数が面白いと思えるような問題がそういう傾向の問題なんでしょうね。複雑な計算問題のようなものはあまりないです。(最近、それで息子の計算スピードが遅いなと思い始めました。つまらなくても計算をある程度やらせるのも必要なのかも)

沢山列挙しましたが、息子の勉強量は、大体、①と②を1問ずつ、+③ 数ページ or ④ 1問 or ⑤ 1問をセットにしたのが1日分。なので1日3問とか。下手したらほんと5分で終わります。④と⑤は、問題によっては結構苦戦するので、その場合は少し時間がかかります。どうしても分からない場合はにわかワイフが仕事が終わったら一緒に見るようにしてますが、大体にわかワイフは仕事で部屋にこもっているので、近くにいるにわか所長に声をかけて解決しようとすることも多いです。

あんまり勉強ばっかやらせてもな、って思うので、日々それくらいしかやっていません。ほかの時間はまー・・・動画見るかポケGOしてるかプロスピしてるかマイクラしてるか野球中継見てるか・・・。勉強も、気分が乗らない日はやらなくても良いんじゃないって言うことが多いので、3日に1回くらいはサボってますね。やりたくないんじゃなくて単純に忘れていることが多いので、プロスピ試合終わったら勉強やっといたら、とか声はかけるんですが、あんまりそれ以上に言わないようにしてます。

ただ、好きなことやり放題でもう寝る時間になったりすると、

にわか妻

あ~今日はもう遅いから勉強する時間がなくなっちゃったねぇ

と、まるで「今日は時間がなくてゲームできなかったね」というサウンドのような言い方で言うようにしています。勉強をしないと自分が損をして、勉強をすると自分が成長するので結果いいことに繋がっていく。という意識を植え付けたいと思っていますが、果たして・・・。

そんな感じで、正直なところキッズBEE対策として新しく取り入れたのは、算数の塾の授業内でやっていただいた対策と模試のみ、という心もとない状態。ただ、直前2週間くらいは、上記①~⑤の量を増やしたりしました。

そうして臨んだ算数オリンピック キッズBEEトライアル模試!

なんと、息子のスケジュールは、

9:00-11:10日能研模試
11:30-12:50習い事
14:00-15:00キッズBEEトライアル模試

驚きの詰め込みスケジュール。習い事は休んでも良いよって言ったんですが、本人はやりたい!!というので、12:30で早退して、お昼ご飯をマッハで食べてキッズBEEへ。

日能研模試は、通っているわけでもなく無料の模試を受けてるだけなんですが、まさか被るとは。

しかし、本人はそこそこケロッとしてやりきり、キッズBEEの会場からは笑顔で出てきました。

むすこ

楽しかった~~時間足りなかった~~けど全部書いた!

午前中、日能研模試を受けた後出てきた息子は、「いやどうかな、わかんね」と悟りを開いたようなどうでもいいような感想しか言わなかったんですが、キッズBEEは楽しかった模様。

キッズBEEトライアル模試は、大体上位20%くらい?の受験者がトライアルを突破し、ファイナルへの挑戦権を得ます。記念受験気味の我が家だったんですが、模試を受けたときに、先生から、

「あと1問取れれば突破できるくらいの感じですね!」

と言われて、ワンチャンあるかも?!と余計な期待を膨らませていました。

今回は息子、問題との相性が良かったようで、なんとかギリギリトライアル突破!ファイナリストになりました。

突破できると思っていなかったので、ファイナルの対策も全くしていなかったのですが、にわかワイフ、慌てて過去問を購入しました。(ファイナルだけの過去問はなく、トライアルとファイナルが両方掲載されるので、勿体ない時期の購入・・・)

そして、ファイナル当日まで過去問を出来るだけやるぞ!と思いつつ・・・結局やったのは1回分・・・。買う必要、なかった。

塾の開催してくれたファイナル直前対策講座に出席したのみとなりました。

にわかワイフとしてはもっともっとファイナルの為に時間を割いて色々見てあげたかった気持ちが強いですが、どうしても日常を優先してしまったり、お出かけしちゃったりするんですよね~。

ただ、トライアルを突破してファイナルに挑戦した、という事実は息子の中では誇らしいようで、そういう気持ちを持てたことがとっても良かった。息子に意向を聞いてみると、来年はジュニア算数オリンピックに挑戦するそうですが(君はジュニア算数オリンピックになった時にはトライアル突破はさらにぐんとハードルが上がることを知っているか)、次こそはもっと早くから対策を立てれたら・・・良いな!